("箔"をつけさせていただきます…!)
わたしのせりふです!!
あ、出会い頭に逆ギレしているわけじゃないですよ!名前なんです。
さて、突然ですが質問です。
料理をしたことはありますか?
恐らく、ほとんどの方が一度は経験があるのではないでしょうか?
人間は他の生き物と同様食わにゃあ生きていけません。そういう意味で料理をするというのは我々にとって必要不可欠な行為です。
しかし!お恥ずかしい話なのですが私は全く料理ができません!!
料理をした経験も小学生の時にあった調理実習しかないです。多分3回とかかな。
だから両親がいないときにお腹がすいたら全然マッチョじゃないのに生卵をぱくぱく食べています。友達に「本当に気持ち悪い」と言われたこともあるんです・・・
わたくしは現在高校三年生で、ご飯は両親が用意してくれています。しかし、来年にはもう大学生になって一人暮らしをしている…なんて可能性もあります!
今のうちに料理の腕を磨いておくべきでしょう!
・・・しかし、私はこう思ってしまうのです。
「レシピ通りに作るなんておもしろくない!」
「わたくしはその程度の女ではない!」
「調理の手順なんか守らなくても最高の料理が作れるはずだ!」
そこで、こんなのはどうでしょうか?
題して、
「シャッフル・レシピ・クッキング」!!
<ルール>
※食中毒などの恐れがある段階で終了してしまった場合は、安全に食べられる段階まで調理します。
もちろん目標は「おいしい料理を作ること」です!!
元の料理と様子がだいぶ違っても、おいしけりゃよいことにします。
- 「完成!」を引くタイミング
- それまでに主要な食材が引けるかどうか
- そもそも私野の料理スキルでこのルールが成立するのか
などがカギになってきそうですね。
また、SRC(シャッフル・レシピ・クッキング)では前述の通り、要するにくじ引きの要領でレシピの紙を引いていきます。
くじびくためのいい感じの箱が去年の誕生日に買ってもらったオーディオインターフェース、「AUDIOBOX USB 96」しか無かったため、こちらを使用していきたいと思います!
たびたびこいつが映りこむけどびっくりなさらないでね!
さて、料理を作るにあたって必要なものは材料とキッチンだけではありません。
ふるまう相手も重要です!
今回私が料理を作る相手はこの二人です!
一番左のふきだし女以外の二人、親友のゆうちゃんとしいちゃんです!!!
(机の上は宿題を置いていたので全面隠しです。)
同級生の子。調理部に入っている。私野が生卵を常飲している事実をキモがっているのはコイツ。
同級生の子。家でよくご飯を作っているらしい。えらすぎ。
後ろの飾りが示しているのですが、実は、今日5月8日はゆうちゃんの誕生日会だったんです!
(当日締め切りなので今慌てて書いてます)
誕生日を迎えたゆうちゃんへのすばらしいプレゼントとなるように真心を込めて作りたいと思います。
「今日は私がレシピをシャッフルして作った料理を二品用意してるんだ!
感想をきかせてほしい!!」
「まぁ、いいけど・・・」
「ゴールデンウィークの課題終わったと?」
「ううん」
ではでは、
早速、
シャッフル調理、開始!!!
①ハンバーグ
嫌いな人が未だ一人も観測されていないこちらの料理。
果たしてシェフ・私野はうまくシャッフルクッキングできたのか・・・!?
まず予定されていたレシピの順番はこんな感じです!流し読みで結構ですわよ。
〈ハンバーグのレシピ〉
材料
ひき肉、牛乳、卵、玉ねぎ、塩コショウ、パン粉、ケチャップ、ソース、添え物の野菜
作り方
1 玉ねぎをみじん切りにする
2 玉ねぎをフライパンで炒める
3 ひき肉を混ぜる
4 パン粉を加える
5 牛乳を加える
6 卵を加える
7 塩コショウを加える
8 手早く混ぜる
9 形を整える
10 焼く ※これは選ばなかったとしてもやります。生はちょいこわなので
11 ハンバーグを焼いたフライパンに水・ケチャップ・ウスターソースを入れて温める
12 ソースをハンバーグにかける
13 野菜を添える
14 完成!
「ひき肉を引くことができるか」や「味付けの工程をすっ飛ばさないか」が重要そうです!
では、一回目!
5牛乳を加える
地味なの引いちゃった・・・
まだまだ何とも言えませんね・・・
続いて二回目!
7塩コショウを加える
加えました。
ところで我が家の塩とコショウ、武器みたいでかっこいいでしょう??
ハイ次!三回目!
13野菜を添える
本体ないのに何に添えんの?って感じですが、レシピがそうであるなら仕方ない。
料理初心者はレシピの奴隷。
「えーっと、レタスを添えようと思ってたんだけど、どこだったかな・・・」
「野菜室の中だったか~、盲点」
「さてさて!このレタスを周りに並べよう!」
「こんな感じかな!レタスって意外と硬いんだな~葉っぱのくせに!」
・・・もう違和感を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私野が間違いに気づくのはもう少し先です。
さて、気を取り直して4回目!
2玉ねぎをフライパンで炒める
ゴンッ!!!!!!!
「1玉ねぎをみじん切りにする」が引けなかったので、そのまま炒めます。
「炒めるっていうか、動かしてるって感じだな~」
バチッッッ!!!!!
「なんか飛んだんだけど!!!」
「え!?なにが飛んだの!?」
「なんかずっとジリジリ言ってる!!!」
「ママ!ママーーーー!!ちょっと来て!!!」
私の必死の呼びかけもむなしく、母は起きてきません。
できるだけ遠ざかって、ビデオカメラを片手に必死で玉ねぎの怒りを鎮めました。
ちょっとこのままじゃ拉致があかないので、炒める棒でむりやり玉ねぎを割りました。
こうして、なんとか玉ねぎを炒め終わることに成功したのです。
・・・さてここで、犬の散歩から帰ってきた父が、衝撃的な一言を放ちます。
「これキャベツじゃない??」
とっくに気づいていらっしゃる方もいたと思います。
↑私が意気揚々と盛り付けていたこれはキャベツです。
「まじで!?レタスやないと!?」
「葉がどうみてもゴツイやろ!キャベツだって」
左がキャベツで右がレタスらしいです。
正直私には違いが一切分かりません。前々から「分かんないなぁ」とは思っていたのですが、まさかそれがこんな形で事件を引き起こすとは思いませんでした。
「しかもどう考えても大きすぎるやろ。カバの餌やん」
「確かに・・・ふれあいコーナーに置いてある奴だ」
娘の料理をカバの餌呼ばわりするなんてサイテーすぎますが、言いえて妙っぷりがすさまじくて言い返せません。
まぁ、もう盛っちゃったんでしゃーないです!次行っちゃいます!!!
五回目!!!!
3ひき肉を混ぜる
ひき肉をひきました!・・・なんつって
肉が入ればもうハンバーグが出来たも同然です!勝ったわこれ!
先ほどの牛乳と塩コショウにひき肉を加えて混ぜます。
人生で恐らく初めてひき肉に触れました・・・!
感想として述べることがあるなら「ニベアみたいな感触」ですね。
六回目!どん!
14完成!
これで完成しちゃった!!
ってわけにもいかないので、焼くだけ焼きます。
玉ねぎの主張が激しいハンバーグをフライパンに乗せて・・・
「あ!でも結構ハンバーグだ!!」
気が付くとかなりハンバーグになっていてすこぶるビビッてしまいました。
これはまじでいけるぞ!!!
「はい!じゃあ二人とも、目あけていいよ~」
~シャッフル・ハンバーグ~
「バランスおかしくない?」
「よく見たら肉あるなって感じ」
「キャベツがメインじゃん」
「あ!!やっぱりキャベツって分かる!?」
「わかるよ普通」
「それさ、レタスと間違った上にサイズが大きすぎて、パパにカバの餌って言われたんだよ」
「ていうかハンバーグ含めても、おしゃれなカバは食べてそう」
「誕生日のカバに飼育員さんが特別にあげるやつじゃない?」
「誕生日のゆうちゃんに食べてもらうけどね」
「あ!そんなにまずくない」
「まじで!?」
「まぁめちゃくちゃ素材の味って感じだけどね」
「でもなんか硬いな・・・肉団子っぽい」
「あぁ・・・」
どうやら、ソース関連の工程と卵を引けなかったのがマイナスになっているようです。
「私も一応食べてみたんだけど、正直おいしくはなかったな」
「玉ねぎでかすぎて、ハンバーグ食べてる感じがしなかったし」
「葉っぱごついし」
「それはアンタが悪いじゃん」
「正直振舞うのをためらうレベルだったんだけど、しぃちゃんはまずくはないって評価なんでしょ?」
「結構好き!
今食欲ないからさ、これくらい薄味な方が食べやすいっちゃんね」
「君が夏バテしててよかった」
「でも、玉ねぎが大きいのはいいかも!」
「うん!もっと工夫したらオシャレになりそう」
「まじで!やった!!!!!」
どうやら玉ねぎをみじん切りにしなかったことが良い方向に働いていたようです。
シャッフル・レシピ・クッキング、料理の新たな可能性の模索に有効なのでは?
〈シャッフル・ハンバーグ まとめ〉
思ったよりもくじ運が良くて、まぁ料理としては成立しているものになりました。
作ってみたい方はこちらをご参照ください!いたらびっくりしちゃうけどね。
・牛乳をボウルに入れる
・塩コショウを加える
・野菜をハンバーグがあると仮定して添える
・玉ねぎをそのままフライパンに放り込んで炒める
・ひき肉を混ぜる
・焼く
・完成!
では、お腹もこなれてきたので、次の料理に進みたいと思います!
②味噌汁
日本人の健康を司るこちらの料理。
ちなみに私は小学生の時体調が悪くて保健室に行った際、先生に「朝ごはん食べた?」と聞かれたので「納豆とごはんと味噌汁食べました」と答えたら、
「そんな健康な食事をとっているなら大丈夫!」と言われ、追い返されたことがあります。
不思議な記憶がよみがえったところで、基本のレシピを紹介します。
〈味噌汁のレシピ〉
材料
アスパラ菜、しめじ、豆腐、味噌、ダシ
作り方
1 ダシをとる
2 具材を切る
3 小松菜を入れる
4 豆腐を入れる
5 エノキを入れる
6 味噌を入れる
7 完成!
「具材を切る」を最初に引けるかがかなり肝心ですね。
また「味噌を入れる」がないと謎の汁になるのでこれも外せません・・・
では、一回目!
7完成!
~シャッフル・味噌汁~
・・・・・・・
この企画の穴が見えてしまいましたね。
まぁでも流石にこれはひどすぎるので、もう一回やります!!!
二回目の一回目!
4豆腐を入れる
どん!!!
「素材を切る」が引けなかったので、冷蔵庫に入ってた使いかけのやつをまるまる入れました。堂々とした佇まいですな!
二回目!
3小松菜を入れる
素材を切れないのでそのままぐるんっ、って入れました。
このお鍋がお椀くらいな気がしてきますね。
ていうかこれ、父に聞いたら小松菜じゃなくてアスパラ菜っていうらしいです。間違えてました。
ところでアスパラ菜とか聞いたことある???わたくしは無い。
続いて、三回目!
6味噌を入れる
神くじ引きました!!!!これで少なくとも味噌味の液体にはなりますね。
なんかこのお玉の用途知らない人が作ったお玉みたいなのでこさないといけないんですって!へぇ~~~!
とりあえず、プチトマト三個くらいの体積の味噌を入れました。
さてさて、4回目!!
1ダシを取る
今更だしを取ります。
そして五回目で・・・
7完成!
食材の大きさに笑いが止まりませんが、味は悪くないはず・・・!
「こっちはハンバーグより自信あるよ!じゃーん!!」
~シャッフル・味噌汁~
「あっはっはっはっはっ!!!!」
「爆笑をかっさらっちゃった」
「おしるこかと思った」
「味噌汁なのよ」
「アスパラ菜が豆腐に気ぃ使ってるじゃん」
「これはあり得ないわ、むりむり」
「えーーー!!!」
「これ説明無しで出てきたら怒るよ、私」
「まぁでも、味はおいしいものしかいれてないから!!食べてみて!」
「これ全部食べたらお腹いっぱいだろうから、取り分けてくるね」
「なんでマグカップ?」
「いいじゃん」
「いや、お椀は味噌汁食べるときの口当たりとかも考えてあるんだよ?」
「許せない」
「何してくれてんの?」
「え!?そんな大事なの!?」
「先飲んで」
「えぇ・・・」
「味うっっっす」
「ウソォ!!!めっちゃ入れたよ?」
「ほんとだ、薄い」
「結構入れていいんだよ、味噌って」
なぜだか、死ぬほど薄味だった様子。
父に聞いてみたところ、後から入れたからしっかりダシが出ていなかったのでは?とのこと。
シャッフルが完全に裏目に出てんじゃん!!
「あとめっちゃ草の味がするんだけどなんで?」
「あぁ、それはアスパr」
「じゃあ、わかめ食べるね!!」
「え!!なにこれ!?」
「アスパラ菜だよ!さっき言ったじゃん!」
「わかめの味噌汁じゃないなんて!」
「味噌汁は家庭によって差があるもんでしょ!!」
「あぁでもアスパラ菜だと分かっちゃえばおいしいね」
「ていうか本当にこの陶器のマグカップが許せないんだけど」
「まだ言ってる」
「なんかデカいしさ」
「でかいのはわたくしのせいじゃないよ!」
「あとやっぱり豆腐が・・・なんか・・・ヤダね、デカすぎ」
「シャッフルが悲劇を生んじゃったか・・・」
「飲めんことはないけど正直完食はしたくないね」
「まぁ断食した後とかだったらぐわぁ!っといけるかも」
結果はなんと酷評。
フォローになってないフォローを申し訳程度に添えられて終わりました。
〈シャッフル・味噌汁 まとめ〉
「ほとんどアンタの失敗が原因じゃん」
散々な言われようでしたね。
作ってみたい方はこちらをご参照ください!JKに罵倒してもらえますよ。
・豆腐を入れる
・アスパラ菜を入れる
・味噌を入れる
・ダシをとる
・陶器のマグカップに入れる
・完成!
さて、
今回私は二つの料理を調理のレシピをシャッフルさせて作りました。
学んだことは二つ。
一つ目はもちろん、
料理はレシピ通りに作るべき!!!!!
分かりきったことを再確認しました。
レシピのアレンジなんて私にはまだまだ早かったです・・・
そして二つ目は、料理をふるまうのって楽しいってことです!!
人に料理を作るのは初めての経験でしたが、正直とっても楽しかった!
ひとに喜んでもらえることの幸せを感じることができました。
みなさんも、楽しそうだと思ってくれたのなら、シャッフル・レシピ・クッキングをぜひやってみてください!
ちなみに、
実は、もう一品ティラミスを作ろうとしていたのですが、初手が「ココアパウダーをかける」、次が「完成!」だったため没にしたコレが手元にあるので、今から食べようと思います。
以上、私野台詞でした!
私野 台詞 (@very_anko_kirai) / Twitter